SPQとは

 SPQとは、平成27年度健康寿命延伸産業創出推進事業「東京大学ワーキング」で開発された、1項目の設問によりプレゼンティーイズム*を簡便に測定できる尺度です。
 経済産業省の令和3年度健康経営度調査では、プレゼンティーイズムの測定尺度を尋ねる設問が新たに加わり、SPQもその選択肢の1つに挙げられました。
 今後、企業の経営者や健康経営担当者、その取組を支援する保険者・自治体の保健専門職、商工団体・民間企業の健康経営アドバイザー等が、SPQを活用して健康経営の効果的なPDCAを実践されることが期待されています。

*プレゼンティーイズム:何らかの疾患や症状を抱えながら出勤し、業務遂行能力や生産性が低下している状態。
プレゼンティーイズムの主な影響要因として、ストレスなどの精神状態や肩こり・腰痛、眼精疲労などの不定愁訴、睡眠や喫煙などの生活習慣などが報告されています。

参考文献:
平成27年度健康寿命延伸産業創出推進事業(ヘルスケアビジネス創出支援等)実施支援 調査報告書